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お知らせ
2020/08/17

下北沢LIVE HAUS 様にTurbosound BERLINシリーズなどシステム一式を導入していただきました

Keigo Tomita
メディア
下北沢に新たにオープンしたLIVE HAUS(リブハウス)は、SaveOurSpaceの活動でも知られるスガナミユウ氏とOrgan barの元店長 宮川大仏氏がオーナーを務めるライブハウス/クラブです。


SaveOurSpace
新型コロナウイルス感染拡大防止のため営業停止を行う文化施設に対する国による助成金を求める活動を行なっている団体。http://save-our-space.org/



LIVE HAUSは本来であれば2020年4月にオープン予定でしたが、新型コロナウイルスによるライブハウスなどの運営自粛により延期に。いくつもの困難を乗り越え8月1日についにグランドオープンを迎えました。

見えない敵と闘うために高いレベルの感染予防策が施され、より安全に良い音体験を可能にするライブスペース、LIVE HAUSをご紹介します。

導入機材



  • メインスピーカー:TBV123 *2(片側)
  • サブウーハー:TBV118L *2(片側)
  • パワーアンプ:Lab.Gruppen PLM 5K44 *2
  • フロアモニター:TFM152M *5
  • パワーアンプ:Lab.Gruppen PLM 5K44 *1
  • サイドSP / フロント吊りモニター:NuQ102 *4
  • パワーアンプ:PDX3000 *2

LIVE HAUSのテーマ


キャパ最大120名(この記事を作成現在は感染対策で最大50名)規模のライブスペースにしては大型のシステムが導入された印象ですが、その理由を音響チーフの堀田氏に伺いました。

音響チーフ堀田 昌太郎 氏


堀田氏:「その理由はこのお店のコンセプトにあります。LIVE HAUSはもともと下北沢でライブハウスを経営していたスガナミユウと渋谷のクラブOrgan Barの店長をしていた宮川大仏の二人が共同店長ということもあって、ライブハウスでありクラブでもありたい。という構想があったんです。だからシステムとしてライブもクラブも両方の面で良いものが必要でした。



堀田氏:「それから下北沢という土地柄、出演者のジャンルも多岐にわたります。バンドであればハードコアパンクからアコースティックなもの。そしてエレクトロのようなレンジの広いものを演る人たちもいます。DJも古いアナログ盤をかける人から、20~30Hzの低域からしっかり出ていないといけない作り込まれた電子系のものまで。この規模の箱でありえないくらいの音が鳴るというのが理想ですね。」

パワー、ワイドレンジ、解像度

メインのTurbosound TBV123 とTBV118L


堀田氏:「まず必要だったのはパワーです。小規模なライブハウスは出力に予算をかけずにパワー不足と感じることもあります。LIVE HAUSでは余裕をもって上から下までパワフルに鳴らせるシステムが欲しいと思っていました。それから、同じ規模の箱よりもさらにワイドレンジで鳴らせるもの。『どういう演者が来てもその表現が変わらない』というのを大事にしたいです。細かいニュアンスも表現できる高い解像度も必要でした。」


堀田氏はスピーカーの選考時の早いうちから、コンスタントカーバチャータイプを探していたそうです。

堀田氏:「パワーが欲しいからと言って、ポイントソーススピーカーの台数を増やすだけの選択は避けたかったんです。サービスエリア内の位相干渉が発生し、コントロールが難しくなります。その点、TBV123のようなコンスタントカーバチャータイプの方が、必要なパワーを確保しつつ、部屋の中が均一な音質に保たれます。試聴した時に、スピーカー間の音の境目が感じられず、ひとつのアレイに聞こえた所が良かったですね。

Lakeと連携できることも決め手の一つでした。小規模のライブハウスでLakeというのはなかなか無いですよね。使ってみて素晴らしいシステムだと思いました。Lakeは特にEQが優秀です。それだけでも入れる利点がありました。PAブースから、外も中もセットアップからイベントの終わりまでLake Controllerで一括操作できます。インターフェースも良いので直感的に操作できますよ。

ここはパワー・アンプやフロアモニターも含めて一つのシステムとして良い音だと感じます。これだけの音を予算内で揃えられたことを嬉しく思っています。」

パワーアンプ Lab.Gruppen PLM 5K44。5,000W 4 in 4 out Lake Processor搭載

こだわりのモニターシステム

同軸15インチ 2Way パワードモニター TFM152M


ステージの大きさと比較して充実したモニター環境もLIVE HAUSの特徴の一つといえるでしょう。



堀田氏「フロアモニターにはTFM152Mを。同軸スピーカーは以前から気になっていたんですが、小さいライブハウスだと使っているところはまだ少ないですよね。だから使ってみたいと思って。あとメインスピーカーと同じでモニターにもパワーが必要でした。DJのモニター用としても使うので12ではなく15インチを採用したのですが、これで正解でした。」



堀田氏「フロント吊りモニターとサイドSPにはNuQ102を計4台用意しました。これでステージフロントにフットモニターを置かない選択が可能になり、ステージフロアを最大限に活用する事ができます。より自由度の高いパフォーマンスを演者さんに試してもらえるでしょう。またこれらをドライブしているパワーアンプはPDX3000なんですが、これはTurbosoundが用意しているNuQ102用のプリセットを使っています。メーカーが作ったプリセットだからチューニングも素早く終わりましたよ。」


徹底した感染対策。そしてライブハウスの未来


堀田氏「遊びづらい状態はしばらく続くでしょう。うちも含めていろんなライブハウスでは収録や配信はしていますが、生のライブの魅力は何にも代えがたいです。早くお客さんをフルに入れて、何も気にせず遊べるようになって欲しいです。」

冒頭にもご紹介しましたが、SaveOurSpaceの活動で注目が集まるLIVE HAUSはウィルスの感染症対策も徹底しています。

UV-Cランプによる強い殺菌効果を誇る、エネフォレスト社製 エアロシールド


こちらの「エアロシールド」は空気を対流させながら本体内の空気を紫外線で殺菌。病院や空港でも採用されている実力の照明された機器です。



また肉眼では見えないのですが、ライブハウス全体と機材すべてに「光触媒コーティング」を施しているということ。これは光があたると殺菌作用が起こる仕組みのコーティングで、金属や精密機器にも使え、洗っても効果が持続するということで、箱全体の目に見える箇所、手で触れられる箇所、そしてアンプやマイクグリル一つまで「全て」に徹底してコーティングを行なっています。

アンプのノブ一つに到るまで、全てに光触媒コーティングが施されている


このように従来のライブハウスでは踏みとどまってしまうくらいの高いレベルで感染対策が施されています。

堀田氏「LIVE HAUSの努力で、ライブハウス業界がクリーンなイメージになってほしいと思っています」

ライブハウスとクラブの機能を備えるハイパワーで高品位なサウンド。そして徹底した感染対策と衛生管理。アフターコロナの新しいライブハウスの形を築いていくであろう下北沢LIVE HAUSは「箱代0円」「20歳未満の方・海外からの旅行者は全日ドリンク代のみで入場」ほかユニークな志が詰まった新世代のライブスペースです。ぜひ足を運んで「本物のライブサウンド」の迫力とその価値を感じて欲しいと願います。

LIVE HAUSスタッフのみなさん。左からコバチさん、堀田さん、田仲さん