TouchMonitor 5
ラインナップ
- TouchMonitor
-
TouchMonitor Licenses
- Multichannel Mode(SW20001)
- Basic Software
- Loudness and SPL Display(SW20002)
- Real Time Analyzer(SW20003)
- Surround Sound Analyzer(SW20004)
- Radar Display(SW20005)
- Premium PPM and Vectorscope(SW20006)
- Timecode Reader(SW20008)
- BLITS(SW20013)
- Logging Data Server(SW20014)
- Immersive Sound Analyzer(SW20015)
- TC-RTW(SW20021)
- Preconfigured model
- TouchControl
- Accessories

TouchMonitor 5
商品概要
Audio over IPネットワーク用に特化した、ポストプロダクション、テレビ放送、ビデオ編集向け 5"TouchMonitor
■Key Features
- 16ch入力、5インチタッチディスプレイ搭載のイマーシブメーター
- ステレオ – サラウンド – イマーシブフォーマット (5.1, 7.1.4等)
- RTWならではの正確なメーターリングのカスタマイズ可能なPPM、トゥルーピークメーター、ムービングコイルメーター
- ベクタースコープ、位相相関計
- ラウドネス計測のチャートグラフ
- 最新のラウドネス基準を全て網羅、ダイアログゲートラウドネスに対応
- モーメンタリー、ショートターム、インテグレートおよびラウドネスレンジ(LRA)のバーグラフ表示
- M, S, I LRA, TPmax, Mmax, Smax Itime, Sd, Id, LRAD, D%といった需要な指標の数値表示
- LRA計測インストゥルメント
- ページレイアウトのカスタマイズ
- ウェブベースによる容易なセットアップ
- 96kHzまでのサンプルレート
- ロック可能な操作モード: 関連するコントロールのみにアクセスできる確実な設定。本番中の意図しない操作を防止します。
■Stereo, Surround, Immersive
最大16chまでのAoIPチャンネルをサポートするTouchMonitor 5は、ステレオから9.1.6までの信号を扱えます。
5.1、7.1サラウンドや7.1.4, 9.1.6イマーシブなどの多くのフォーマットをサポートします。
■Built for Audio over IP networks
TouchMonitor 5はAudio over IPネットワーク用に特化した設計がされており、Dante®とRavennaの両方のプロトコルをサポートしたモデルを用意しています。ネットワークポートは16のオーディオ チャンネル、制御機能とPoE電源の処理をします。
■Two Versions
TouchMonitor 5はDante®とRavennaの2つのモデルがあります。
・Made for Dante® Audio over IP networks
AES 67 (max. 48 kHz)
Order-no.: 220517NT
・Made for Ravenna Audio over IP networks
AES 67
SMPTE ST 2110-30 (one port)
PTP Slave-only Mode
NMOS
Unicast streamサポート
Order-no.: 220518NT
メーター
■PPM
TouchMonitor 5はあらゆるAoIPチャンネルを信頼できる計測する包括的なPPMメーターを搭載しています。
TouchMonitor 5 はプロフェッショナルな制作環境に必要なさまざまなスケール タイプをすべてサポートします。
切り替え可能なピークホールド、ピークメモリ、オーバーインジケーターがPPM機能を完結します。
ステレオPPMのバーグラフの間に相関インジケーターがありチャンネル間相関の確認ができます。
■Moving Coil
ムービングコイル インストゥルメントは2チャンネルステレオモードで使用できます。
複数のスケールと設定オプションが用意されています。PPM(英国)またはVUディスプレイは、単独または組み合わせ、垂直または水平の表示ができます。
ラウドネス スケールまたはPPMとラウドネスの組み合わせ表示(BBC モード)も使用できます。
■Stereo Correlator
ステレオ相関メーターはステレオ信号の2つのチャンネル間の位相関係を分析および表示し、ステレオ互換性に関する有益な情報を得ることができます。
オーディオ相関の定量的な測定を提供することで、チャンネルが同位相 (正の相関) か、位相がずれている (負の相関) かを判断するのに役立ちます。これは、モノラル システムにおける全体的な音質と再生互換性に影響する可能性があります。
正の相関が高い場合は位相の調整が良好であることを示し、明瞭でまとまりのあるステレオ イメージが得られます。一方、負の相関または低い相関は、位相キャンセルやステレオ イメージの劣化などの潜在的な位相の問題を示している可能性があります。
このツールは、オーディオ エンジニアが最適な音質を確保し、ミキシング、マスタリング、または放送中に位相関連の問題を回避するのに特に役立ちます。
■Audio Vectorscope
2 チャンネル オーディオ ベクタースコープは、45°傾斜した座標平面上のリサージュ表示を使用してステレオ ペアの2つのチャンネル間の位相関係をリアルタイムで視覚化します。このツールはオーディオ信号内のステレオ イメージと位相の相互作用を理解して診断するのに役立ちます。
リサージュ図形の動的な動きと広がりにより、ステレオ幅、信号バランス、およびコム フィルター効果、位相シフト、回転などの潜在的な問題などの重要な特性が明らかになります。密集した図形は位相の一貫性が高いことを示し、より分散したパターンはステレオ分離が大きいか、潜在的な位相の不一致を示します。
ベクトルスコープのまっすぐな垂直線は、両方のチャンネルが完全に同位相であるモノラル信号を示します。一方、水平線は、チャンネルが完全に位相がずれていることを示し、モノラルに合計するとキャンセルされる可能性があります。円形または楕円形のパターンは、広いステレオ イメージを示しますが、アプリケーションによっては望ましい場合と望ましくない場合があります。
オーディオ エンジニアは、ミキシング、マスタリング、放送制作などのタスクで、適切なステレオ イメージング、位相調整、モノラル再生システムとの互換性を確保するためにベクタースコープを幅広く使用しています。これは、プロフェッショナルのオーディオ ワークフローでオーディオ品質を維持し、位相関連の問題を回避するために不可欠なツールです。
■Loudness, SPL and LRA
RTWは長年にわたり、ITUおよびEBUにおける国際ラウドネス規格の策定に携わってきました。ラウドネス計測はRTWにとって最も重要なであり、TouchMonitor 5では当社のハイエンド放送メーターで知られる完全なラウドネス エンジンを実装しました。
TouchMonitor 5は、EBU R128、ITU-R BS.1770-4/1771-1、ATSC A/85、ARIB、OP-59、AGCOM、CALM、LEQ(M)、TASA、SAWAなど、すべての国際ラウドネス規格をサポートしています。
最近、Netflix で知られるDialog Gated Delivery規格のサポートを追加しました。
■Chart
ラウドネス チャートは、オーディオのラウドネスレベルを時間の経過とともに詳細に視覚的に表示し、オーディオのラウドネス ダイナミクスの明確で包括的なオーバービューを提供します。これは、放送、ストリーミング、ポスト プロダクションなど、さまざまなオーディオ制作コンテキストで一貫したラウドネスを分析し、維持するための重要なツールです。
チャートには、モーメンタリーラウドネス (急激な変動を捉える)、ショートタームラウドネス (3 秒間の平均でより滑らかな傾向を表現)、インテグレーテッドラウドネス (プログラム全体のラウドネス レベルを表す)、および True-Peak ラウドネス (クリッピングを防ぐために最大ピークレベルをハイライト表示) など、複数のパラメーターを表示できます。この汎用性により、ユーザーは過渡的なダイナミクスと長期的なラウドネスの傾向の両方を監視できます。
チャートの時間範囲はフレキシブルに10 秒から2時間までの期間に対応できるため、さまざまなプロジェクトに適応できます。自動範囲機能により、測定値が最初に選択した範囲を超えた場合にタイムウィンドウが動的に調整されるため、より長いセッションでもチャートが関連性を保ちます。
カスタマイズ オプションにより使いやすさが向上し、ユーザーはワークフローや好みに合わせてチャートの色や外観をカスタマイズできます。さらに、チャートを他のメーターと同期できるため、オーディオのパフォーマンスを総合的に把握できます。
ラウドネス チャートを使用することで、オーディオ エンジニアやプロデューサーはラウドネス基準への準拠を担保し、一貫したリスニング状態を維持し、歪みやクリッピングなどの潜在的な問題を防ぐことができます。
■Loudness Sum
Loudness Sumインストゥルメントは、EBU R128、ITU BS.1770-4/1771-1、ARIB、ATSC A/85、OP-59、AGCOM、CALM Act、LEQ(M)、TASA、SAWAまたはカスタマー独自のラウドネス計測 (M, S, I)をバーグラフで表示します。
SPLメーターも含まれます。
■Loudness Num
Loudness Numインストゥルメントは、ラウドネス測定の関連する指標の一部またはすべてを数値で表示・監視できます。
- Momentary (M)
- Short-term (S)
- Integrated (I)
- Loudness Range (LRA)
- True-peak Max (TPmax)
- Momentary Max (Mmax)
- Short-term Max (Smax)
- Integrated Duration (Itime)
- Short-term, Dialog Gated (SD)
- Integrated, Dialog Gated (ID)
- Loudness Range, Dialog Gated (LRAD)
- Dialog Percentage (D%)
■LRA (Loudness Range)
LRA (ラウドネス レンジ) インストゥルメントは、短時間のラウドネスの変化をグラフィックカル表示します。
EBU R128 で規定されているラウドネス レンジ (LRA)指標に則して測定されます。
プログラムのラウドネスが継続的に一定であるか、低レベル コンポーネントと高レベル コンポーネントの間で大きな変化があるかを示すために使用されます。
これにより、プログラムが意図された配信パスに関して動的処理を施したか、または動的処理を必要とするかを推測できます。
■Dialog Gatedラウドネス計測
TouchMonitor 5はダイアログ ゲート計測をサポートしており、たとえばNetflix配信標準を遵守するダイアログ ベースの仕様に準拠しています。
ラウドネス ナンバー インストゥルメントは、ID (ダイアログ ベースインテグレート)、SD (ダイアログ ベースショートターム)、D (ダイアログ コンテンツ パーセンテージ) などの指標を提供します。
LRA インストゥルメントはダイアログ ゲート ラウドネス範囲を表示し、ダイアログディテクターはダイアログが存在するかどうかを識別します。このディテクターは、小さなオーバーレイから画面全体をカバーするまで、サイズを変更できます。
ユーザーは、ダイアログを含むチャンネルを指定でき、通常は左、中央、右のチャンネルに割り当てます。
ビューページのデザイン
TouchMonitor 5は任意のページビューをデザインできます。
各インストゥルメントは、サイズ、比率、配置を変更でき、いくつかはニーズに合わせて回転させることができます。
ボタンは画面上のどこにでも配置できます。スワイプ可能なサイドバーに配置されたボタンは、全てのビュー ページで使用できます。
Built for Audio over IP networks
TouchMonitor 5は Audio over IP ネットワーク用に特化した設計がされており、Dante® と Ravenna の両方のプロトコルをサポートしたモデルを容易しています。ネットワーク ポートは 16 のオーディオ チャンネル、制御機能とPoE電源の処理をします。
Easy Setup with Web-based Interface
ネットワーク デバイスの TouchMonitor 5は、標準の Web ブラウザーを使用してネットワーク経由でデバイスの設定をします。
ブラウザーのインターフェイスで全体的な設定の編集、プリセットを管理ができます。さらに、デバイスへのアクセスを制御して、特定の機能を制限し、ライブ パフォーマンス中に誤って使用されないようにすることもできます。
導入メリット
TouchMonitor 5は、ネットワーク オーディオ環境向けに特別に設計されており、Dante と Ravenna/AES67/ST2110 の 2 つのバージョンが用意されています。これにより、放送、ポスト プロダクション、設置型サウンド、ラジオなど、幅広いプロフェッショナル オーディオ アプリケーションに最適です。
■Broadcast Live Transmission
Ravenna/AES67/ST2110 ネットワークのサポートと強力なラウドネス モニタリング ツール セットを備えたTouchMonitor 5は、スポーツ イベント、音楽パフォーマンス、ニュース放送などのライブ放送に最適です。放送局はTouchMonitor 5を利用することで、国際的なラウドネス標準への準拠を保証し、放送全体を通じて一貫した高品質のオーディオを提供できます。
■ポストプロダクション、シネマ
ポストプロダクション スタジオがイマーシブ コンテンツの作成に Dante®オーディオ ネットワークを採用するケースが増えていますが、TouchMonitor 5は、高いチャンネル容量と高度な計測ツールで際立っています。ARIBやR128などの国際的なラウドネス規格への準拠が簡単になり、Netflixなどのプラットフォームの配信仕様も満たします。
■設備音響
スタジアム、劇場、礼拝所、イベント スペースなどの会場のAudio over IP の設置向けに、TouchMonitor 5は包括的な計測機器スイートを提供します。
これらのツールにより、サウンド エンジニアはオーディオ パフォーマンスを最適化し、強化された観客体験を提供できます。
■ラジオ
TouchMonitor 5は、ネットワーク化されたラジオ オーディオ セットアップにシームレスに統合され、高品質のオーディオ管理専用のツールセットを提供します。そのベクタースコープは、位相関連の問題を特定して解決するのに非常に役立ち、最大4つのステレオ チャンネルの同時モニタリングをサポートします。
適応性と高度な機能を備えたTouchMonitor 5は、ネットワーク オーディオ環境で精度と信頼性を求めるプロフェッショナルにとって最適な選択肢です。
マウント
TouchMonitor 5は汎用のマウンティングツールを使用してスタンド等にマウントすることができます
1. デスクへの設置
TouchMonitor 5は付属のスタンドを使用してデスクに直接設置でき、シンプルでわかりやすいセットアップが可能です。
2. 3/8 インチ カメラマウント互換
TouchMonitor 5は、背面、側面、底面に 3/8 インチ カメラマウント用のポイントを備えており、さまざまなマウント方法に対応します。一般的な多数のカメラ マウントが販売されており、画像はそのほんの一部にすぎません。
この柔軟性により、TouchMonitor 5はさまざまな環境に適応し、さまざまな視野角やマウント設定に対応できます。