ストレートプレイからディズニーなどの海外ミュージカル、オリジナルミュージカルまで様々な作品を上演し、日本を代表する商業演劇である劇団四季様に、LaONデジタルワイヤレスインターカムシステムが採用されました。

採用されたのは『自由劇場(2018年末に採用)』と『名古屋四季劇場(2020年2月に採用)』の2劇場です。

     自由劇場   名古屋四季劇場 
ベースステーション(親機) BS750 1 1
リモートステーション(拡張アンテナ) RBS25M(RBS75) 2 1
ベルトパック(子機) BP750 8 8
ネックセット LNH20D 8 8
専用バッテリー BAT50 16 16
充電器 BATCHG125 2 2


四季株式会社 舞台美術部長 赤崎 氏から導入の経緯や運用後の様子などを伺うことができました。


充電器中の子機とネックセット(自由劇場)

まず最初にワイヤレスインカムの更新を検討された経緯を教えて下さい。

赤崎 氏:まず第一に老朽化です。自由劇場は2003年のオープンから15年ほど経ち、8台あった子機のうち使用できるものが少なくなってしまったことやメンテナンス(修理)の頻度も高くなってきたことから更新を検討しました。

複数の機種を試して選定されたと伺いしましたが、LaONを選択された一番の理由は?

<赤崎 氏:音質がクリアーだったということと、他社のものと比較して子機のサイズが小さかったという点です。
その他にも混信などを避けるという意味で、他のセクションが使用している物とは違う周波数帯域であること。また専用充電池以外にもアルカリ乾電池や充電式乾電池など、運用できるバッテリーのバリエーションが豊富であったことなども挙げられます。

調光室のパッチ盤の上に設置されたベースステーション(自由劇場)

既存のインターフェイスを介して有線インカムと接続されています(自由劇場)

LaONを採用するにあたり障害と感じたことはありましたか?

赤崎 氏:5GHz帯と言うことで電波の直進性が高く、ロビーでの通話ができなかったという点です。しかしアンテナ(RBS)を追加してエリアを拡張することで解消しています。
2.4GHzのものも検討しましたがDMXで使用しているということで、今回は見送りました。

劇場内フロントサイド付近に設置されたリモートステーション(RBS)1台で場内をカバー

それぞれの劇場ではLaONの導入により課題が解決されたとのこと。現場で実際にお使いいただいている方々からの不満の声も無くご活用いただいています。

自由劇場
〒105-0022 東京都港区海岸1丁目10-53
TEL:ナビダイヤル 0570-008-110(劇団四季 東京オフィス) ※劇団四季主催公演のみ
HP:https://www.shiki.jp/theatres/4008/

名古屋四季劇場
〒450-0003 愛知県名古屋市中村区名駅南2丁目11-11
TEL:ナビダイヤル 0570-008-110(劇団四季 名古屋オフィス)
HP:https://www.shiki.jp/theatres/0919/

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