ユーザーストーリー: 斎藤有太 様 (キーボーディスト)と TANNOY VX12Q
作曲/アレンジでも大活躍するキーボーディスト 斎藤有太様に、キーボード用スピーカーにTANNOY VX12Qを採用していただきました。
斎藤様は井上陽水、渡辺美里、奥田民生、藤井フミヤ、大橋卓弥、氷室京介、OKAMOTO’S、住岡梨奈、 トータス松本、 土岐麻子、 ゆず、GLAY、沢田研二(敬称略)…など多くのアーティストからサポートを熱望されるキーボーディスト。またソロアルバムのリリースや楽曲提供など幅広い活動もされています。
12インチのDCドライバー搭載フルレンジスピーカーVX12Qは、ステージの上で斎藤様が演奏と音作りの要となるキーボード用スピーカーとして選ばれました。その理由と使い心地を『奥田民生2023 ラビットツアー ~MTR&Y~』のリハーサル真っ最中のスタジオでうかがいました。
(プロミュージシャンとしての)キャリアを始めてから約30年間ずっとTANNOYを使っています。僕の恩師のミッキー吉野さんがTANNOYのスピーカーを使っていて、音を聴かせてもらったらパワーもあってモニターしやすくて、この音だったら使ってみたいと思い、同じものを使いはじめました。
上から下まで出ているんですが特に中音がしっかりある。それでいて癖がないと感じます。モニターしやすいのでキーボードの音が作りやすかったんです。音量を出しても割れたり歪んだりしないし、どこに持って行っても良い音だって言われますよ。
その当時はステージ上では大きな音が必要でした。大きな会場になると周りの音が回り込んできて自分の音が聴こえにくくなるんです。その環境でもTANNOYは使いやすかったです。
今はギターアンプを使わないギタリストが増えていますし、イヤーモニターを使うこともあって、ステージ上は静かなこともありますよ。でも僕は自分の音はスピーカーで鳴らしたいです。ボディソニックによる体感もあるので、イヤーモニターを使う現場でも必ずスピーカーを鳴らしていますよ。そうじゃないと僕は盛り上がらないです。
僕のスピーカーから出る生の音をステージで他のメンバーも聴いていて、その中でできあがるサウンドが僕は好きです。
自分で音作りをせずにPAにお任せしても(自分が望む)良いサウンドにはならないですね。生音がしっかり出ている方がアンサンブルを作りやすいですし、それが個性にもなります。
はい。あの台はうちのスタッフが作ったものです。(ポール)スタンドに乗せて使ったこともあるのですが、低音の響きが違うんですよ。僕はこっちのほうが好きですね。
これまではもう少し(放射角が)広いモデルを使っていましたが、これは自分が音を背負ってモニターするにはすごく良いです。
奥田民生バンドはメンバー全員の生音が素晴らしいので、僕もTANNOYを使ってそれに負けない生音を出そうと思います。がんばります。
斎藤有太
1968年1月19日 東京生まれ
レコーディング&ツアーを中心に活動するキーボーディスト。幅広いアーティストのプロデュース、スタジオセッション、ツアーサポート、楽曲提供などを手掛ける。
自らが設立したレーベル「DARASHINA RECORDS」よりオリジナルアルバム「The Band Goes On」もリリースしている。