富山県射水市にある高周波文化ホール(新湊中央文化会館)の大ホールが改修を行い、デジタルコンソールと共に、スピーカープロセッサをDOLBYLAKEプロセッサから、LAKEプロセッサ LMX48に更新しました。

2008年に実施された大規模改修で、プロセニアム、サイド、ステージスピーカーとしてL-AcousticsARCSSB118のシステムが導入されました。当時のL-Acousticsは専用アンプではなく、メーカーが提供したプリセットが保存されたスピーカープロセッサとパワーアンプを組み合わせて、コントロールとドライブを行うスタイルで、そのスピーカープロセッサとして、DOLBY LAKEプロセッサも導入されていました。

DOLBYLAKEプロセッサは生産が完了されてから年月が経ち、現在ではサポートが終了した機種になっています。メンテナンスが行えないことも更新した大きな理由ですが、当時のメーカーから提供されたプリセットを読み込ませることで、同じ状態が再現できることも理由の一つでした。また、同時期に改修を行えない場合でも、まずはプロセッサの更新を行い、年度が変わったのちにL-Acousticsの専用アンプに切り替えても、音の環境が大きく変化しないスムースな移行ができることもメリットと感じていただいています。

DOLBY LAKEプロセッサからLMXへの更新は、ハードが2Uから1Uになったダウンサイジングもさることながら、最新のDSPを用いており、改修後に利用者の方からも「音が良くなった」と好評を得ているそうです。さらに音が良く、使いやすく利用者の方からも喜ばれるようなホールを目指されています。

高周波文化ホール(新湊中央文化会館)
〒934-0016 富山県射水市三日曽根3-23