ムンバイ|2025年10月 — インドで最も人口が多い都市であり、金融の中心地でもあるムンバイでは、現在、大規模な再開発が進められています。特にベンディ・バザール地区は、大規模な「Saifee Burhani Upliftment Project」により、地域住民の生活の質を向上させながら、現代的で活気ある大都市へと変貌を遂げています。この進行中のプロジェクトの重要な一環として、「サイフィー・マスジド」の改修が行われました。

20世紀初頭に建設されたこのマスジドは、ほどなくして地域コミュニティの主要な礼拝の場となりました。約100年にわたりその役割を果たしてきたこの建物は、大規模な改修工事を経て、2023年9月に再開されました。

改修された建物は、建築遺産としての伝統と革新を融合させるとともに、現代の礼拝者のニーズに応える最先端のAVシステムを備えています。この音響空間の重要な要素として、Renkus-HeinzのICONYX Compact「ICC12/3」スピーカー12台が採用され、毎日訪れる何千人もの来訪者に、明瞭な音声を届ける役割を果たしています。

最大7,000人の礼拝者を3つのフロアに収容できるように設計されたこのマスジドにおいて、日々の礼拝や地域行事の際に、明瞭な音声を届けることは不可欠です。業界をリードするテクノロジー設計コンサルタントのPlay Technologies社と、受賞歴を持つAVシステムインテグレーターであるInnovative Systems & Solutions Pvt. Ltd.社は、Renkus-Heinzの柔軟でコンパクトなICC12/3スピーカーであれば、音響条件の複雑なこの空間で求められる性能と指向性を実現できると確信していました。
「この種のプロジェクトにおけるRenkus-Heinz製品の実績を考えれば、礼拝空間やメインアトリウムの音響ソリューションとして、同ブランドを採用することに迷いはありませんでした。」とPlay Technologies社のAV/ITコンサルタントであるSachin Jain氏は説明しています。

「ICC12/3の優れた垂直指向性とビームステアリング技術によるラインアレイは、音響条件の厳しい建物内でも問題なく音を届けることができ、マスジドの高い天井や石造りの壁とも完璧に調和しています。」とInnovative Systems & Solutions Pvt. Ltd.社のAVシステムインテグレーターであるBhavin Sureliya氏は付け加えます。
「RHAON IIのビームステアリング技術と切替可能なAcoustic Centerにより、このような広い空間でも残響を最小限に抑えながら、すべての来訪者へ確実に音を届けることができます。」

Renkus-HeinzのICC12/3スピーカーは、より大規模なAVソリューションの一部として導入されました。このスピーカーは、統合や制御が容易なため、他のスピーカーやマイク、アンプをはじめ、内蔵型LEDテレビやプロジェクターなど、多くの機器とシームレスに連携させることができます。来訪者にとって一体感のあるイマーシブ空間が創出され、マスジド内の各建物間で音声や映像ストリームのシームレスな伝送が可能となっています。

定評のあるICC12/3の柔軟性により、アトリウムの3フロアおよびその他のエリアへすでに設置されていたインフィルシステムとのシームレスな統合を実現しました。Sureliya氏は、さまざまなビームレベル設定の徹底なテストを行い、各フロアで均一な音響を実現するために最適な指向を導き出しました。

「高性能なRenkus-Heinzシステムは、メインアトリウムにおけるメインPAおよびフィル用音響の主要システムとして機能しています」とJain氏は説明します。「廊下や上層階、バルコニー下のエリアに設置されたTannoyスピーカーが、ICC12/3システムを補完し、あらゆるエリアで途切れることのない明瞭な音を提供しています。」

このマスジドの大規模な再建において重要な点は、建物をかつての栄光ある姿へと復元することであり、それには複雑な装飾や精巧な飾りを再び取り入れることも含まれていました。丹念に彫刻が施されたビルマ産チーク材の梁、シャンデリア、そして天井に施された金箔は、元のデザインを彷彿とさせる美しい内装を創り出しています。ICC12/3スピーカーは、そのミニマルなデザインと非常にスリムな筐体により、このユニークな建築美を損なうことなく、卓越した音質を実現しています。また、付属の壁掛け用ブラケットにより設置も簡単で、スピーカーアレイの後ろに設置すればほとんど目立ちません。

「内装には、特定のサイズ制限を満たしつつ、存在感を抑えたスマートなデザインのスピーカーが求められていました。」とJain氏は語ります。「スピーカーは、設置場所となる木製の柱の彫刻にうまく収まる必要がありました。そしてもちろん、厳格な美的要件に加え、性能面での要件も満たさなければならず、その点においてICC12/3は抜群の性能を発揮しました。」

Renkus-HeinzのICC12/3スピーカーは、音声の明瞭度が重要視される一方で、建築意匠への配慮も求められる空間に不可欠なパワーと精度を提供します。礼拝者は、マスジドの荘厳な雰囲気に包まれながら、メインアトリウムのあらゆる場所で、極めて明瞭な音響体験ができるようになりました。より広範なAVシステムに統合されたこれらのスピーカーは、必要な場所へ的確に、明瞭度の高い音を届けます。そのコンパクトで目立たないデザインは、この神聖な空間の伝統的な趣を損なうことなく、現代の音響要件を満たしています。

「礼拝施設における音響改善において世界的に定評のあるRenkus-Heinzを選んだのは、賢明な判断でした。」と、Saifee Burhani Upliftment Trust (SBUT)のIT担当兼部門長であるHuzefa Maimoon氏は説明します。
「その精密なビームステアリング技術によってこの聖なる空間は一変し、マスジドの静寂を損なうことなく、すべての礼拝者がメッセージを完璧な明瞭度で聞き取れるようになりました。」

「プロジェクトのさまざまな段階において、Renkus-Heinzとその販売代理店であるAlphatec社から受けたサポートは大きな助けとなりました。サポートはプロジェクト完了後も続いており、大変感銘を受けています。」とJain氏は振り返ります。
「また、Innovative Systems & Solutions Pvt Ltd社の施工チームも、現場に赴くたびに常に手厚くサポートしてくれ、設置作業の全工程を通じて顧客に大きな安心感を与えてくれました。」

技術情報
12x ICONYX Compact ICC12/3

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本記事はRenkus-Heinz Case Studiesから転載しています。

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