Reverb TwentyFour
商品概要
高解像度無相関 24ch マルチチャンネル・リバーブ・プロセッサー
◆ 最大24チャンネルのリバーブを同時に作成・操作可能です。 多チャンネルのあらゆるサラウンドフォーマットに対して強力なコンテンツ作成を支援します
◆ モノラル以上の信号ソースを処理して、必要な数の出力チャンネルでコンテンツを作成できます
◆ 64chのMADI入出力を柔軟でシームレスなオーディオルーティングでサポート ◆ 無数のチャンネルの広がりを、より速く、より良く、かつこれまで以上に広い範囲でコントロールして、実際のマイクアレイよりも信頼性の高い空間を伝えることができます
◆ 完全なダウンミックス互換性があるので、位相干渉やミックスバランスの変更をせずに、多チャンネルフォーマットからイメージ通りのレンダリングできます
◆ Dolby Atmosなど、最新のチャンネル数の多いワークフローと互換性があります
◆ パワー・コレクション機能は、ダイレクト・サウンドとリバーブの比率を維持するので、ディケイ時間の設定を変えても、ミックスバランスに影響を与えず、大幅なリトリミング作業を省くことができます
◆ リバーブカラーを備えた余ったチャンネルを最大限活用して、マルチチャンネル空間を想像力豊かに伝えることができます
◆ 新しいエンベロープ技法により、すでに空間情報を含んでいる入力信号を完全な入力ソースと見なし、リバーブの上にはリバーブを追加しないという慣習を打ち消します
◆ 新感覚のグリッドページは、マルチチャンネルの空間コントロールを同時に調整するためのすばやく直感的なアクセスを提供します。
◆ TC Electronic System 6000で定評のあるReverb 8アルゴリズムを搭載しています
◆ ICONソフトウェアやTC ICONハードウェア、MAC / PCを使用して他のTC ICONネットワーク対応ユニットと同時にイーサネットベースの制御ができます
イントロダクション
Reverb TwentyFourはTC ELECTRONIC System 6000 Reverbプロセッサーで評価の高いReverb 8アルゴリズムを搭載した19インチ1Uラックフォーマットの高解像度リバーブです。
最大24チャンネルのリバーブを同時に生成および制御できます。
各チャンネルが無相関で独立していますので、モノから多チャンネルまで必要なリバーブを同時に得ることが可能です。
22.2ch、Dolby Atmos、Auro-3Dといった多チャンネル制作において柔軟なトポロジーを採用しています。
Reverb TwentyFourでは、無数のチャンネルの広さを、これまでのマルチチャンネル・リバーブより速く、より良く、さらにはるかに広い範囲で簡単に操作できます。
この多彩な機能により、実際のマイクアレイよりも空間をより確実に伝えることができ、リバーブカラー機能は、すべてのディスクリートチャンネルを最大限に活用するのに役立ちます。
スペック
一般仕様
◆ フレーム構成 : MADI入出力
◆ フロントパネル・インジケータ表示 : ステータLE表示; 動作状況、ネットワーク、バイパス & 同期、 IPアドレス・リセットボタン
◆ 仕上げ : ブラック・アノダイズド・アルミ・フェイスプレート、スチール・シャーシ
◆ 寸法 : 483 x 44 x 334 mm (1RU)
◆ 重量 : 3.8 kg
◆ 本線電圧 : 100VAC, 50~60 Hz自動選択
◆ ファン : 高性能ファン
◆ 消費電力 : 7 W typ
◆ EMC : 準拠規格 EN 55103-1 and EN 55103-2, FCC part 15 class B, CISPR 22 class B
◆ 安全 : 準拠規格 IEC 60065, EN 60065, UL 6500 and CSA E65
◆ 動作環境 : 動作温度 0°C~ 50°C
保管温度 -30°C~ 70°C
湿度 最大90%、結露なきこと
コントロール・インターフェイス
◆ イーサネット及びTC Iconリモート・コントロール : 2 ポート、RJ45、10 / 100 Mbits/s、Base-T、 SNMP有効
◆ GPI、コントロール入力 (D-dub) : マルチ・ステート、マルチ・ファンクション、0 V~3.3 V DCセンシング
◆ GPO出力 (D-dub) : 3.3 V DC, 100 mA 電流制限
入出力
◆ 入力音声プロセッシング・チャンネル数 : 1~24 ch
◆ 出力音声チャンネル数 : 1~24 ch
◆ リバーブ・プロセッシング・エンジン : 3基
◆ プロセス可能音声チャンネル : 24 ch
◆ 音声処理遅延 : 41サンプル、 2.08 ms @ 48 kHz (デジタルイン > デジタルアウト)
◆ 周波数特性DIO : DC > 23.9 kHz + / – 0.01 dB
◆ 音声処理解像度 : 40 bit、 ビット・トランスペアレント
◆ 内部クロック精度 : +/- 30 PPM
◆ 外部サンプルレート : 48kHz + / – 1.5 %
◆ インターフェイス機能 : 同期、ビット・トランスペアレント
◆ デジタルIOエンジン : TC独自 DICETMコア
MADI
◆ コネクター : MADI In and Out, BNC, 75Ω
◆ 機能 : 音声入力、MADIスルー出力
◆ チャンネル数 : 28, 32, 56, 64入力
◆ サンプルレート : 48 kHz
◆ 準拠規格 : AES10-2008 r2014
◆ デジタル出力フェイズ : サンプル時間 < 2 %
◆ 入力シグナル耐性 : AES10-2008 r2014 準拠
◆ 出力シグナル・レベル : AES10-2008 r2014 準拠
コントロール・インターフェイス
◆ GPI, コントロール入力 (D-sub) : 4マルチ・ステート、マルチ機能、 0V~3.3V DCセンシング
◆ 出力電圧 (D-sub) : 3.3 V DC, 100 mA 電流制限
◆ イーサネット及びリモート・コントロール : 2ポート、 10/100 Mbits/s Base-T、SNMP有効
Power Correction
マルチチャンネル環境において直接音と残響音の最適なバランス(D/Rレシオ)を見つけ出すのは時間のかかる作業です。
このバランスを調整する作業を始める前にReverb TwentyFourの「Power Correction」機能をOnにしておくと、後にディケイタイムを調整してもD/Rレシオを維持します。
図の通り、Power Correction Off時(赤線)ではディケイタイムを延ばせば延ばすほどリバーブ成分のラウドネス値が大きくなり、ミックスバランスにも影響してくることが分かります。
Power Correction 100%設定時(緑線)ではディケイタイムの長短に関わらずラウドネス値は一貫しておりミックスバランスに影響しません。
The Grid
The Gridを使用したシンプル操作
多チャンネル同時にクリエイティブな空間をシンプルな操作で創造することをかのうにします。
例えば8本のスピーカー・コンフィギュレーションを1インスタンス / Surround, Rows, Columns で済ませることができます。