銀座TACT様にTurbosound TFM122M と Lab.Gruppen PD3000が導入されました
ライブハウス 銀座TACT 様にTurbosound TFM122M(同軸12インチ・2ウェイ・ステージモニター)とLab.Gruppen PD3000 が導入されました。
銀座TACTは昭和23年に開業した名曲喫茶『らんぶる』を前身に昭和33年に音楽喫茶『タクト』として誕生。銀座という業界人の集まる好立地から歌謡界の登竜門とされました。ライブハウスとしてオープンしてからも40年以上の歴史を持ち、現在も時代のNEW STANDARDとして活気にあふれています。
銀座TACTにTFM122Mが導入されたのは2021年12月。約20年間使用されていたシステムから更新されました。
これまではフロントに15インチ×2台と12インチ×1台。ドラム横に12インチ×1台の計4台で運用されていましたが、現在はTFM122Mがフロントに4台。ドラム横には従来から据え置きで12インチのモニターがセットされています。
今回は音響担当の根本 氏にお話を伺いました。
知り合いのエンジニアさんから勧められたんです。その方が野外で使ってみて良かったと言っていたので興味を持ちました。
まずお客様から「ステージが良く見えるようになった」という言葉をいただきました。従来のモニターは大型で背も高く、最前列のお客様からステージが見えづらい状態でした。その点TFM122Mは背が低いのでステージが見やすくなりました。
ライブハウスは見栄えも大事なんです。お客様が座って観るということもあります。そういう点でTFM122Mはライブハウス向きかもしれませんね。
演者さんからも、「小さくなったのでお客様が見えやすくなった」と言われています。
演者さんから「アコギの音が良くなった」と言われました。2Wayスピーカーは近づくとツイーターとウーファーの音が分離して聴こえたり、発音点の違いによる歪みが生じてしまいますが、同軸は綺麗にまとまって聴こえます。その点が喜ばれています。
しかし従来の2Wayの音に慣れている人からすると高域がもの足りないと思うこともあるようです。その場合はTFM122Mの下にスペーサーを置いて角度を付けて音を直接演者さんに向けるなど工夫をしています。
例えば、座ってアコギを弾く演者さんの場合は足元までTFM122Mを移動させて耳に近い位置で鳴らします。高域自体はしっかり出ているのでこのように調整すれば問題ありません。
パワーも申し分ないですね。以前のモニターは330WでTFM122Mは350Wです。ステージの後ろでドラムが鳴っていてもしっかり聴こえているのでパワーは充分という証拠でしょう。TFM122Mはサイドフィルとしても使えるということなので今度ぜひ試してみようと思います。
最鋭輝隊
取材の当日、本番前のリハーサルを行っていたのは「今世紀、最初で最後のムーディスト」最鋭輝(モトキ)さん率いる”最鋭輝隊(モトキタイ)”。
熱くドライブする8ビートはダンスミュージックとしてのDNAを色濃く受け継いだロックンロール。それもそのはずフロントマン最鋭輝さんを支えるメンバーはそれぞれが他のプロジェクトでも活躍している実力派揃い。この日は本番さながらのド派手なアクションで本番の準備を進めていました。撮影のご協力をありがとうございました。