竹芝 BANK30 ナイトクラブラウンジにTANNOY VX15HP が導入されました
竹芝 BANK30のナイトクラブゾーンにTANNOYの15インチ同軸フルレンジラウドスピーカー VX15HP ×10本が導入されました。
BANK30
都心にありながら水と緑にあふれ落ち着いた街 竹芝。東京湾の玄関口としての海路や羽田空港へのモノレールの起点でもある好立地が注目され、積極的な都市開発が行われています。
2020年8月。その竹芝に新たな大人の”愉しみ”の場として生まれたアトレ竹芝の中に、BANK30は店舗を構えています。
BANK30は「都心にいながらリゾートを味わえる特別な場所。」をコンセプトに持つ、アーバンラグジュアリーなエンターテインメントレストランです。
海を連想させる魚介をふんだんに使った料理とお酒。そしてDJが奏でる良質な音楽。オーシャンビューの店舗から見える桟橋は週末には船が着岸し、クルーズも楽しめるというまさに「大人」のためのエンターテインメントスポットです。
店内は愉しみ方別に4つのエリアに分かれており、その中でも最もHotなエリアであるナイトクラブラウンジ「CLUB BANK30」に10本のTANNOY VX15HPが導入されています。
今回はBANK30のCEO 河合 氏と、音響設計 / 施工を担当した株式会社カエルワークス 平田 氏のお二方に製品と導入についてお話を伺いました。
TANNOY VX15HP
BANK30 CEO 河合 氏(以下略:河合 氏)
まず系列店のOR TOKYO(オア トウキョウ)にTANNOYが入っているのですが、その音を私も他のスタッフも気に入っていました。(※OR TOKYOはVX12HPを採用)
店内でもこのエリアはDJがダンスミュージックを流すクラブです。クラブと言えば私は西麻布にあったYELLOW(*)の音をイメージします。TANNOYはその音に似たようなものを感じました。音がすっと体に入ってきて受け入れることができました。
BANK30はレストラン、バー、クラブ、時にはライブイベントや企業の発表会などにも使われるので、耳に刺さるような強すぎる音は合いません。空間になじむクセのないTANNOYの音が合っていると思いました。
*Space Lab YELLOW:1991年より日本のシーンを牽引した伝説のクラブ。2008年閉店
株式会社カエルワークス 平田 氏(以下略:平田 氏)
VX15HPは小音量でレストランのBGMを流すのにも良い音だと思います。それでいてクラブ営業の時には(まるで車のギアチェンジのように)6速に入れて大音量にもできます。クラブ営業のみだとしたらL-Acousticsに代表されるスーパーカーみたいなスピーカーも考えられるのですが、ここにはTANNOY VX15HPが合っていると思います。
平田 氏
ここはしっかりとした音量を出せるように防音を徹底的にやっています。そのため天井が分厚い防音層になっています。見た目以上に高い所にある天井の梁からスピーカー1本につき4本のアンカーが下りていて(カエルワークス謹製の)台座を留めています。そしてこの台座にTANNOYのブラケット(YOKE Vertcal VX15)を取り付け、スピーカーを吊っています。この台座は回転できるようになっていて、スピーカーを任意の方向に向けることができます。
VX15HPは同軸で指向性がそれほど広くないので、それを利用してフロアを囲むように設置しています。
平田 氏
このお店はラグジュアリーな雰囲気を保つ必要があるので、ウーファーは内装に影響が出ないように奥に隠して設置しているんです。15インチを採用した理由がそこにあって、VX15HPから体に感じる低音を出して、奥からウーファーが床を揺らすという形にしています。
BANK30が象徴する東京のエンターテインメント
河合 氏
お店のコンセプトとしては大人向けなのですが、実際はこの周辺はマンションも増えていてファミリーもいらっしゃいます。お昼には家族連れで賑わうこともありますよ。先日はご婦人がお友達のお誕生日のお祝いにレストランをご利用されましたし、クラブ営業日の金曜日にはレストランをご利用されたお客様が全員踊って帰られた日もありました。あれは最高でした。そんなふうに昼も夜もお客様それぞれに合った過ごし方をしていただけたらと思います。
河合 氏
実は私たちはBANK30以前にクラブ運営の実績がある企業なんです。BANK30の話が出た時は、国がインバウンド需要に期待して規制の緩和なども行っていました。そういった社会情勢とご縁があって、雑居ビルや地下にあったクラブが、オーシャンビューのこんなに美しい場所に現れたわけです。 こういった夜も愉しめる店舗はテナント主のアトレさんとしてもチャレンジだと思います。
まずはこの1年。そして次の1年…と地道に頑張っていって、それを積み上げていけたらと思います。
河合 氏
もちろんです。音楽はエンターテインメントを表現する上での最大のツール(強い魅力)だと思っています。しかしその時の街の雰囲気やお客様ニーズに合わせてお店も音響も変わっていく必要があると考えています。4年に1度はそういったことを見直すつもりです。
お話によると、BANK30 も「新型コロナウイルス感染症まん延防止対策」の影響で厳しい状況の中をがんばってこられたということ。しかし今では徐々に客足も戻ってきており、レストランもイベントも順調だということです。
これまでアンダーグラウンドな存在だったクラブがラグジュリーで気軽に楽しめる空間に進化し多くの人に愛される。BANK30は東京の新しいエンターテインメントの一片を象徴する店舗だと感じました。この成功によって第二、第三のBANK30が日本中に生まれ夜を華やかに彩ることを期待します。
東京都港区海岸1-10-45 アトレ竹芝 1F
営業時間 11:00〜23:00(変更する場合があります。店舗にお問い合わせください)
TEL 03-5422-1094
https://www.bank30.jp/
本社:東京都江東区住吉1-19-1-102
TEL:03-6423-1858 FAX:03-6423-1878
https://caelworks.jp/