東別院(真宗大谷派名古屋別院)に、Renkus-Heinz ICC12/3 が導入されました。
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東別院(真宗大谷派名古屋別院)は、名古屋市中区に位置する歴史ある寺院で、「東別院」の愛称で広く親しまれ、1632年の建立以来、地域の信仰の中心として発展してきました。
荘厳な本堂や立派な山門が特徴で、境内は四季折々の自然と調和した美しい風景が広がります。静かな雰囲気の中、歴史と伝統を感じられる名古屋の名所となっています。
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左:東別院 本堂 / 右:山門
また、東別院は法要や宗教行事のほか、地域交流イベントやマーケットも開催されており、地元住民や観光客にとっての文化的な憩いの場となっています。
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対面所
この度、東別院内にある法話を行う『対面所』の音響課題を解決するため、音響設備改修が実施されました。
これまで使用していたスピーカーでは、壁や天井からの反射音で聴講者が法話を明瞭に聞き取れない状況が続いていましたが、設備業者(株式会社エーアンドブイ)の担当者様の「その課題を解決するためにはRenkus-Heinz製品がソリューションスピーカーとして適している」という提案により、製品のデモンストレーションが実施されました。 その結果、Renkus-Heinz ICC12/3の明瞭度の高い音が課題解決の可能性を示し、正式に導入が決定されました。
導入のポイント
対面所ではこれまで稼働式のスピーカーを使用していましたが、ICC12/3は常設スピーカーとして採用されました。当初は柱の横にしか設置することができないという制約があり、反射音や音の乱れが懸念されました。しかしICC12/3に搭載されている「ビームステアリング技術」で出力音の角度を調整し、音の焦点を適切にコントロールすることで、柱周辺の反響を最小限に抑えることができました。
さらに、Renkus-Heinz社の「RHAON II」ソフトウェアの8バンドのイコライザーを活用し、既存システムに合わせた音響調整を実施。これにより、既存設備との統合性を保ちながら、最適な音響環境を実現することができました。
約3か月後に再訪した際、現地の音響担当者様から「法話者の方々からも非常に評判が良い」とのお言葉をいただきました。また、「これまで抱えていた問題が解決し、大変満足しています」とのコメントもいただきました。
東別院(真宗大谷派名古屋別院)
〒460-0016 名古屋市中区橘2-8-55
https://www.ohigashi.net/