ウスターシャー州のクリケット場　Renkus-HeinzのUBXシリーズで最高の会場へ

カリフォルニア州フットヒル・ランチ | 2024年7月10日

伝統的なクリケット場「ニューロード」にRenkus-HeinzのUBX4とUBX8が導入されました。

1896年以来、イギリスのウスターシャー州のセヴァーン川ほとりにある4,500人収容のクリケット場「ニューロード」は、世界で最も美しいクリケット場と評価されています。また、イギリスとウェールズのクリケット・クラブ内でファーストクラスであるウスターシャー・カントリー・クリケット・クラブ（WCCC）の本拠地でもあります。

会場は、オーディオビジュアル・インテグレーターのハドリー・テクニカル・サポート（HTS）と販売代理店のCUKグループに、会場全域へ明瞭なアナウンス、音楽、エンターテインメントを提供できる新しい音響システムの導入を依頼しました。そして「ニューロード」を最高の会場にするためにRenkus-Heinzの音響ソリューションが選ばれました。

「HTSはウスターシャー州のクリケット場と長年にわたって関係を築いてきました。」
CUKのシステム・ソリューション・セールス担当ディレクター、Mark Bromfield氏はこう語ります。
「この会場では、すべての客席エリア、バー、フードエリア、駐車場、練習用ネット、エントランスエリアをカバーするために新しい音響システムが必要でした。また、毎年起こるセヴァーン川からの浸水を防ぐため、高所に設置する必要がありました。イギリス・ウェールズ・クリケット委員会（EBC）からクリケット場の仕様に関する資料を提供いただき、会場の構造を尊重する方法で音響システムを導入しました。」

CUKグループは、エンドクライアントおよびHTSとの現場会議を行った後、EBCだけでなくWCCCからの要件を満たす最適な製品としてRenkus-Heinzを選びました。
Mark Bromfield氏はこう語ります。
「会場すべてのゾーンの十分な音場をEASEグラフ上において完成させるためには、さまざまなエリアの建築図面を参照し、均一なカバレッジとSPLの確保を確実にしなければなりません。私たちは見た目もサウンドも優れた音響ソリューションを求めていたので、Renkus-Heinzを選択しました。」

EBCが求めている仕様の1つは”冗長性”であり、WCCCはイベントの要件に応じて各ゾーンを独立して制御したいと考えていました。これにより、HTSはクリケット場全体に合計94台のスピーカーを設置することになりました。その内訳は、Renkus-Heinz UBX4 51台、UBX8 20台。この他Audac HS208T 8台、Audac WX502O 15台で、31エリアのゾーンにサウンドを提供します。

Mark Bromfield氏はこう説明します。
「Renkus-HeinzのPassive UniBeam™テクノロジーを持ったUBXシリーズは、非対称分散とパンおよびチルトブラケットを備えており、これはWCCCにとって理想的でした。観客席後方に設置したこのUBXスピーカーのおかげで、客席から最前列まで均等に音を届けることができます。」

Renkus-HeinzのUBXシリーズは、パッシブコラムながら革新的なビームステアリング技術を極めてわずかな設置面積で提供します。ネオジム3インチフルレンジドライバーを利用したこのモデルは、スリムなキャビネットと Passive UniBeam™ カバレッジを組み合わせることで、付属の壁取り付けブラケットで取り付けることができるため、景観の侵害を最小限に抑えることができます。

Passive UniBeam™ テクノロジーは、特別に設計されたフィルターを使用して各スピーカーのトランスデューサーに対応します。これにより、一定の指向性を持つ非対称の垂直分散が生成され、最小限のサイドローブで前方から後方までのカバレッジが確保されます。

Mark Bromfield氏は、新しい音響システムの結果に満足しています。
「このスピーカーのおかげで広い会場でも均一に音を届けることができました。また、スピーカーがIP64に準拠しハイ・インピーダンス向けの100Vタップも搭載されているおかげで、よりシームレスな設置が可能になりました。
音質も素晴らしいです。クリケット場のピッチは私が思っていたよりもはるかに大きいことがわかり、すべてのスピーカーが正しく機能していることを確認するため、クリケット場のピッチ周りをひたすら歩き回ることになり少し大変でした。Renkus-Heinzシステムはセットアップも簡単で、感銘を受けました。ウスターシャー州クリケット場に新たな命を吹き込みましたよ。」