前回の記事「LaONインカムの特徴的な機能を紹介します」ではLaON Technologyのワイヤレスインターカムシステムが持つ多彩な機能を紹介しました。今回は製品ライナップを構成例を交えながらシリーズ別に紹介します。

GENIE System



・最大70の同時通話
・5つの通話グループ
・最大67のカバーエリア
・合計4系統の2W/4W/AUX入出力
・専用アプリケーションによるモニタリング

LaONの最新モデルです。GENIEシステムはワイヤレスインカムだけでなく有線インカムを含めた製品となっており、ベースステーション1台でワイヤレスと有線を統合したシステムを構成することができます。

ベースステーション(親機)は機能の異なる2機種から選択でき、リモートアンテナの追加によってシステム全体の同時通話数を追加できるようになっているため、規模や用途に合わせて様々な現場に対応可能です。

また、専用のWindowsアプリケーションを使って空いている周波数チャンネルのサーチやベルトパックの受信状況、バッテリー残量などのモニタリングが可能です。



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GENIE Key Panel



GENIEシステム内のKey Panel(GRP8,GDP4)同士はPear To Pearコミュニケーションにも対応することができます。

Key PanelはGENIEシステムに組み込んで使用できるほか、ベースステーションのないスピーカーステーションのみの環境でも運用が可能です。



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LT750 Expert System



・11の同時通話(BS:1 + BP:10)
・5つの通話グループ
・最大11のカバーエリア
・合計2系統の4W/AUX入出力

LaONの普及モデルです。同時通話数はベースステーション(親機)を含め11、最大で5つの通話グループを組むことができます。

ベースステーションBS750は4Wの入出力が2系統あり、また最大10台のリモートベースステーション(RBS)によるカバーエリアの拡張が可能です。



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LT150 Mobile System



・モバイルベースステーション(親機)のバッテリー駆動が可能
・5の同時通話(MS:1 + BP:4)
・2つの通話グループ
・1系統のAUX入出力

LT150モバイルシステムのベースステーションMS150はバッテリーまたはACアダプターでの運用が可能です。

例えば、イベント会場での設営時など、電源が用意される前からバッテリー駆動でコミュニケーションを行い、電源確保後はACアダプターで安定した運用に切り替える、といった使い方ができます。

システム全体でモバイルベースステーション(親機)を含む5の同時通話と2つの通話グループを使用可能です。

MS150は外部入出力端子を搭載しているため、車載インカムなどの外部システムと接続することができます。



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製品別機能比較表

  GENIE LT750 LT150
同時通話数 最大70 10(BP10+BS1) 5(BP4+MS1)
最大通話グループ数 5 5 2
外部入出力 2W/4W/AUX
合計4系統
4W/AUX
合計2系統
AUX
1系統
リピーター接続数 最大60 10
リモートアンテナ接続数 最大6
ワイヤレスベルトパック接続数 128 128 128
有線ベルトパック接続数 最大60

LaON Technology
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