【LaON Blog】ワイヤレスインカムの周波数帯の選び方
現在お使いのワイヤレスインカムで
- 電波が安定せず音声の途切れが気になる
- 他の機器と通信チャンネルが重なって混信してしまう
といったトラブルでお困りの場合は、通信周波数を変更することで大きく改善する可能性があります。
今回はワイヤレスインカムの通信周波数帯を選ぶときのポイントと、LaON Technology(ラオンテクノロジー)のワイヤレスインターカムシステムで使われている5GHz帯の特徴を紹介します。
目次
周波数帯を選ぶときのポイント
ワイヤレスインカムは電波を使って通信を行う無線機器のため、混信や途切れを避けて安定した運用をするためには、以下のポイントに注意する必要があります。
電波が集中していない周波数帯を選ぶ
混雑している道に車を走らせると渋滞に遭ってしまうことと同じように、既に電波がたくさん飛んでいる周波数帯では混信が起きやすくなるため避けた方が良いでしょう。
用意されている周波数範囲が広い周波数帯を選ぶ
空いている道でも一本しかなければひとたび渋滞が発生してしまうと抜け出せなくなってしまいます。 渋滞を避けたいときは車線が多い道路を選ぶように、周波数範囲が広く、用意されているチャンネルが多い周波数帯を選ぶことも大切です。
ワイヤレスインカムで使われている周波数帯の比較
下の図はライセンスフリーの業務用ワイヤレスインカムで使われている周波数と、それぞれの帯域で使われている主な製品・用途を表にしたものです。
1.9Ghz帯 | 構内PHS、コードレス電話、DECT方式製品など |
2.4Ghz帯 | ISM(産業科学医療用)機器、無線LAN、Bluetooth、電子レンジなど |
5Ghz帯 | 無線LAN、気象レーダーなど |
この中で特に2.4Ghz帯は無線LANの他Bluetoothやワイヤレスマイクなど、さまざまな用途に広く使われているため、3つ帯域の中で最も混雑しているといえます。
また、下の図は各周波数帯の範囲を比較したものです。
1.9Ghz帯 DECT | 1893.5-1906.1MHz |
2.4Ghz帯 | 2400-2500MHz |
5Ghz帯 | 5150-5350MHz 5470-5730MHz |
5Ghz帯は周波数範囲が特に広く、多くの通信チャンネルが用意されていることが特徴となっています。
混信に強い5Ghz帯を使った高音質・低遅延のデジタルワイヤレスインターカムシステム
LaON Technologyのワイヤレスインカムで使われている5Ghz帯は通信が集中していないため空きチャンネルがある可能性が高く、また周波数範囲が広いため他の機器と同時に運用しても混信や途切れが起こりにくい特徴を持っています。
2.4Ghz帯と5Ghz帯は無線LANで使われている帯域ですが、Wifiチャンネルの数を比較すると、2.4Ghz帯の最大4chに対し、5Ghz帯では最大で19chを同時に使用できます。
5Ghz帯のWifiチャンネルと周波数
現在の運用環境に5Ghz帯の空きがあるか不安な場合は電波の状況を測定することもできますので、お気軽にお問い合わせください。
LaON Technology のワイヤレスインカムは全モデルが新スプリアス規格に適合しています。(技術基準適合証明番号 208-160209, 210-133466)
豊富なラインナップで放送局や劇場、ホール、イベントなど、様々な現場で5GHz帯を使った非圧縮のクリアな音質とスムーズな通信を実現します。 新スプリアスへの切り替えに高性能なLaON Technologyのデジタルワイヤレスインターカムシステムを是非ご検討ください。
LaON Technology
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