Sonance Professionalは6月17日から19日までの3日の間にラスベガスコンベンションセンターで開催されたInfoComm 2026において、新たなアンプシリーズに加え、プラットフォーム共通のDSPソフトウェアの更新、ブラウザベースのシステムデザインツール、そしてコントロールアプリケーションを披露しました。これらを組み合わせることで、インテグレーターがシステムの選定、施工、プロジェクト管理をより簡単に行えるように設計された、包括的な業務用オーディオプラットフォームを構成しています。

PowerZone® Connect PRO アンプ:70V/100V用途に最適化された設計

PowerZone Connect PROファミリーは、70V/100V分散型オーディオシステム向けに専用設計された業務用オーディオアンプのラインナップです。本ファミリーは、2026年にバルセロナで開催されたISE 2026にて初公開されました。PowerZone Connect PROは、ソフトウェアで切り替え可能な70V / 100V / 8Ω出力モードを新たに追加しつつ、インテグレーターから信頼されてきた従来のゾーン処理および制御ワークフローはそのまま継承しています。標準モデルおよびDante®対応モデルを含む全12機種で構成されており、InfoComm 2026初日より出荷開始となりました。

「PowerZone Connect PROアンプにより、Sonanceはプラットフォームの中核に定電圧(70V/100V)アーキテクチャを据え、ディーラーが実際に手がけるプロジェクトに見合った価格設定を備えた、Sonanceの完全統合型業務用オーディオプラットフォームを実現します。」— ジョッシュ・ブランケン(Josh Blanken)、プロダクトマネジメント・ディレクター

PowerZone Control:プラットフォーム全体を進化させるアップデート

最新の PowerZone Control ファームウェアは、PowerZone Connect ファミリー全体に対して、重要な新機能とより洗練されたユーザー体験をもたらします。すべての PowerZone Connect PRO ユニットには最新ファームウェアがプリロードされて出荷され、既存の PowerZone Connect ユーザーも、ファームウェアアップデートによって同一のプラットフォーム共通機能を利用できます。
刷新されたインターフェースでは、リアルタイムのアンプ状態を一目で把握できる新しいダッシュボードを搭載しており、入力信号のアクティビティ、出力レベル、ゾーンミュート、ネットワーク情報などを直感的に確認できます。さらに Sonance Speaker Libraryがあらかじめプリロードされており、Sonanceスピーカーと組み合わせた際には、手動によるインポートを必要とせずにすぐに活用可能です。出力EQでは、Room EQ Wizard(REW)ファイルのインポートに対応したほか、Low Tilt/High Tilt フィルターを新たに追加しました。加えて、インターフェース全体にわたって役立つツールチップが用意され、設定作業をよりスムーズに行えます。

Sonance System Calculator:ソリューションベースのシステム設計ツール

Sonance System Calculatorは、InfoComm 2026で初公開され、6月15日よりSonance.comにて利用可能になりました。ブラウザーで動作し、ログインやインストールは不要。このツールは「製品からではなく、空間から設計する」というソリューションファーストのアプローチを採用しています。部屋の寸法、用途、環境ノイズレベルを入力するだけで、最適なシステム設計を自動的に提案します。Sonance Professional Seriesの最適なスピーカーを選定し、配置やカバレッジを算出、さらにトランスタップ設定やアンプラックの構成まで導き出します。70V、100V、およびLo Zシステムに対応し、マルチゾーンのプロジェクトでは、2Dフロアプラン、SPLヒートマップ、断面図、アンプラック構成図を含む統合レポートを生成します。このツールは、Sonanceの公式仕様およびAVIXAのカバレッジ基準に基づいて構築されており、従来は数時間を要していた手作業の計算を、わずか数分で完結する効率的なワークフローへと置き換えます。

PowerZone Connect iPadアプリ:タブレットによるゾーンコントロール

最後に、PowerZone ConnectおよびPowerZone Connect PROアンプ向けのiPadOS用新コントロールアプリが、今夏の正式提供に先駆けてInfoCommで披露されました。単一のiPadインターフェースから、PowerZone Connectアンプの検出および接続、最大8ゾーンの管理、カスタムプリセットの作成・呼び出し、アンプおよびシステム状態のモニタリング、さらに商業用途に最適化された管理者設定やセキュリティ機能へのアクセスが可能です。IPORT Wallstationと組み合わせることで、本アプリはエンドユーザー向けの統合コントロールソリューションの一部を構成します。直感的なiPad操作と、空間に自然に溶け込む洗練された壁埋込型インターフェースを組み合わせ、優れた操作体験を実現します。