ゼンハイザーロードショー2025をレポート。AIによる音響調整など次世代のワークフローも登場。

2025年5月の大阪会場を皮切りに、名古屋、東京と3都市を巡った「7ブランド合同 ゼンハイザーロードショー2025」は、文字通り7つのブランドが集い、ビジネスコミュニケーションのソリューションを展示・プレゼンするイベントです。大盛況のうちに幕を閉じたロードショーの東京会場の様子をレポートします。
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ゼンハイザーロードショー2025 東京会場
2025年7月17日(木)と18日(金)に『新青山ビル ラウンジ「ツンツン」&「サクサク」Sennheiser エクスペリエンスルーム』で開催された東京会場は、猛暑日にもかかわらず両日満員となりました。各ブランドが行ったセミナーでは、熱心にメモを取っている方も多く見られ、このイベントに対する期待の高さがうかがえました。
Xilica 展示ブース
Xilicaは、「Full solution for Room」をテーマに、特定の空間向け音響処理だけでなく、マイクやスピーカー、制御システム、UIなどを統合した包括的なシステムの提案を行いました。
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セミナー
セミナーでは、『エンジニアに頼らず会議室の音響を最適化。AI搭載DSP Xilica – RoomHubのご紹介』と題し、今秋発売予定の新製品「RoomHub™」をご紹介しました。
RoomHub™は、ネットワークに接続すると同時に、内蔵のAIが接続機器を自動で検出し、設定を完了させます。さらに、独自のAI AutoDeploy™テクノロジーが音響特性を分析し、オーディオ調整を自動で行うことができる、手のひらサイズのプロセッサーです。
専門的な知識や複雑なプログラミングは一切不要で、導入したその日からクリアで快適な音響環境を手に入れることができる、期待の製品です。
セミナー後には、多くの方からRoomHub™についてのご質問をいただきました。RoomHub™はエンジニアの仕事を奪うものではなく、基本設定をAIが高速で行うことで、エンジニアの手間を減らし、時間を生み出します。エンジニアはその時間を音づくりへのこだわりに充てたり、多くの現場を回ったりするなど、限られた予算の中でより多くのことを実現することが可能です。今秋のRoomHub™の発売にご期待ください。
ビーテックは、これからも様々な展示会を通じて日本中の皆様の近くに出向き、Xilicaを始めとする様々な製品をご紹介していきます。展示会やイベントで皆様とお会いできることを心待ちにしています。