TOP > ブログ > 【Neets Blog】教育におけるビデオの活用
2021/04/02

【Neets Blog】教育におけるビデオの活用

Keigo Tomita
ブログ

著:Neets A/S エスケ.K.ハイルセン *本記事はNeets本国スタッフによるコーポレートブログを和訳したものです

動画やストリーミングといったいわゆる"ビデオ"は、教育を変革し様々なニーズに適応させ、関わりの意識や21世紀的スキルを高め、結果を向上させるための鍵です。この記事では、ビデオが教育にどのように役立つのか。その実装を成功させるためのツールは何なのかについて詳しく説明します。


ビデオは変革の仲介者であり、コミュニケーション、娯楽、情報の消費、学習方法等に様々な革命をもたらしました。

ビデオは教室で重要な役割を果たし、その多くの利点で生徒と教師を両面から支援します。これは教育における現在のパラダイムシフト(抜本的改革)であるEducation 3.0と完全に一致します。このパラダイムシフトでは、従来の講義スタイルが脇に置かれ、複数のタイプの技術によってサポートされるインタラクティブまたはプロジェクトベースの学習がサポートされています。

Education3.0と「フリップ教室」

Education 3.0は複数の方法を使用して、生徒、教師、および教材間の動的な相互作用に基づき、柔軟でカスタマイズ可能な学習システムを作成する複合的学習法に焦点を当てています。双方向対話型でプロジェクトベースの学習は、Q&Aセッション、クイズ、ディスカッション、実験、現実の事例に基づいています。

これによりクラスや特定の学生のニーズに合わせたコンテンツを調整可能な、高度なカスタマイズが可能になります。またさらに一歩進んで、従来の教室での学習形態を逆転したいわゆる「フリップ教室」に変えることもできます。

ここでは生徒は自宅(オンライン)で新しい教材を学習し、教室で一緒に課題(宿題)に取り組んでいます。このようなパラダイムシフトには、安定したインターネットアクセス、広々とした教室や設備などのインフラストラクチャのさまざまなツールが必要です。

このツールはハードウェアとしてのパーソナルデバイス、プレゼンテーションテクノロジー、ビデオ会議テクノロジー、サーバーなどや、ソフトウェアとしてのコンテンツ管理システム、ワイヤレス共有、クリエイティブツールなどが挙げられます。

方向性 (Trends)

教育スタイルのこの大きな変革は、長年の研究と、人々がどのように学ぶかについてのより深い理解から来ています。

「1つのサイズですべてに対応」は長い間拒否され、ここ数年は柔軟性とパーソナライズに重点が置かれてきました。教育におけるこの推移は、雇用市場の発展とともに展開されました。世界は「地球村」であり、これまで以上に競争力と適応力が焦点になります。重要な問題解決、コミュニケーション、コラボレーションなどのソフトスキルが必要であり、この教育モデルは若者の将来への準備を支援するためにも適応しています。

時代とともに現代の教室は変わりました。それは、学生が受動的にコンテンツを受け取る場所から、積極的なデザイナーとなり学習体験の参加者となる場所に変化しました。 今や教室は世界中のどこからでも議題の専門家や仲間と通信するために使用される、ビデオなどのリッチメディア形式によって開放されています。

動画やストリーミング、再生コンテンツといった”ビデオ”が教育現場でこれほど人気がある理由を理解するのは難しいことではありません。この分野の技術は驚異的なスピードで発展しており、今日では世界中で35億人がビデオ対応デバイス(スマートフォン含む)を所有しています。2020年7月には、45億人がアクティブなインターネットユーザーでした。

ビデオはオンデマンドストリーミングサービスやソーシャルメディアなど、数十のプラットフォームでも普及しています。さらに、最も重要なことはミレニアル世代とZ世代は、最も多くのデジタルコンテンツを消費する年齢層だということです。ビデオの制作と配信が利用できるようになると、多くの高等教育機関がビデオベースの遠隔/オンライン学習を始めました。

民間企業もそれに続き、PtoP(ピア・ツー・ピア)のオンライン学習コミュニティとプラットフォームを作成しています。例としては Udemy、Linkedin Learning、日本では すらら、大手学習塾などがあります。ビデオを通じてオンラインで新しいことを学ぶことはあたりまえになってきており、場所や費用に関係なく教育にアクセスできるようになっています。これは望ましいことです。

ビデオ教育の利点

教育におけるビデオの効果は十分に立証されており、関係者に多くの利点をもたらしています。

学生にとってのメリット

• 多感覚的学習(画像、テキスト、音声、双方向性)をサポートします
• 理解力を向上させます
• 記憶力を改善します
• 情報を思い出す学生の能力を刺激します
• 議題に命を吹き込み、トピックをより魅力的にすることができます
• 教室を離れることなく、新しい場所への旅行や体験ができます
• 異文化理解を高める現実的な体験ができます
• 視覚化は、抽象的なアイデアと実用的なアプリケーションの間のリンクを強化します
• 複雑なトピックのコミュニケーションをサポートします
• デジタル運用能力を開発します
• 創造性とコラボレーションスキルを強化します
• ビデオを通じて専門家と対話することで本物の学習体験を創造します
• 停止、巻き戻し、早送り、再生などのビデオプレーヤー機能によるディープラーニングの機会を提供します
• オンデマンドストリーミングにより忙しいスケジュールに柔軟性を提供します
• 距離に関係なく知識へのアクセスを提供します

教師にとってのメリット

• 学生の関心が高まります
• 旧来の授業方法の優れた補足資料として機能します
• 教師が複合的授業環境を作成するのを支援します
• 革新的な授業方法の開発を促進します
• オンラインで他の教師とスパーリングすることで専門能力開発の機会を提供します

コストに関する疑問点

ビデオが教育機関にもたらすメリットに焦点を当てる前に、一般的に提起されているいくつかの議論を検討してみましょう。

ビデオの制作、保存、配信には、多くのツールとプラットフォームを購入する必要があります。これらのツールの使用方法を学ぶには、教師と学生が適切に関与する必要があります。 ビデオをサポート要素または主要要素として導入するには、カリキュラムと授業計画を変更する必要があります。一部の教育機関では、そのような投資のコストと投資収益率に疑問を呈する可能性があります。

ただし、教育におけるビデオは、学生の成果を向上させることが十分に立証されています。より良い学生の成績は、より高い学校のランキング、より多くのスポンサー、奨学金、および資金提供につながることを意味します。さらに教育用のビデオ技術に投資することで、人的資源や印刷物などの他の分野のコストを削減できます。最後に、ビデオ教室は広告を活用したり、またはリモート受講生にサブスクリプションプログラムにて提供することによって収益化することもできます。

教育機関にとってのメリット

• 学生の成績と達成レベルを向上させることができます
• より多くの受講者が触れることでマーケティングの機会を増やします
• スタッフのトレーニングをより柔軟にします
• オンラインコースの提供を増やすことができます
• より多様でアクセスしやすい授業スタイルを学生に提供することができます
• 教育へのアクセスを向上させることで、教育機関をより魅力的にします

教育におけるビデオの使用を成功させるためのツール

接続性

教室内のユーザー(教師と学生)はさまざまな入力オプションを備えた多様なデバイスを持っていますが、教室のAV機器と互換性が無い場合があります。したがって、教室には多様なデバイスに対応するために必要なケーブルとアダプターを装備する必要があります。

学校や教育機関がワイヤレス教室を選択する場合もあります。その場合、学生と教師はワイヤレス共有アプリケーションの使用についてトレーニングを受ける必要があり、安定した高速インターネット接続も必須です。

マルチメディア

教室で補足資料としてビデオを使用するには、適切なオーディオおよびビデオ機器が部屋に装備されている必要があります。それは教室の大きさや施設の種類に応じた、ディスプレイ、プロジェクター、スクリーン、またはインタラクティブホワイトボードなどです。オーディオソリューションは、単純なスピーカーセットやサウンドバーから、マイク、ミキサー、マトリックス、アンプ、スピーカー(講堂の場合)などのより複雑なものまで多岐にわたります。

教室を外の世界とつなぐ

ピア・ツー・ピア教育はトレンド傾向であり、さまざまな地域や国の学校と教室を結ぶことが非常に人気になっています。部屋にビデオ会議ハードウェア(およびソフトウェア/アプリケーション)を用意し、ある教室を別の教室に接続します。そうすると学生にリアルタイムで「対面」体験をさせることができます。教室外からの講師やゲストがリモートで参加する場合にも、ビデオ会議ツールが必要です。

ソフトウェア

ビデオを教育にうまく統合するための適切な機器採用は方程式の一部にすぎません。適切なデジタルインフラストラクチャも重要な要素です。その他にも次のような要素も必要になります。

• 学習管理システム
• ストリーミングおよびビデオ共有プラットフォーム
• 統一されたコミュニケーションプラットフォーム
• ビデオ会議アプリケーション
• Eラーニングプラットフォーム

参照文献:

https://www.dacast.com/blog/how-and-why-to-use-online-video-in-education/
https://educationvideos.wordpress.com/why-videos/
https://www.cincopa.com/blog/10-reasons-to-use-video-for-education/
https://www.cisco.com/c/dam/en_us/solutions/industries/docs/education/ciscovideowp.pdf
http://article.sapub.org/10.5923.j.nursing.20150502.07.html
https://www.facultyfocus.com/uncategorized/annual-survey-highlights-growing-use-video-higher-education-optimism-oer/
http://www.uq.edu.au/teach/video-teach-learn/ped-benefits.html
www.nextthoughtstudios.com/video-production-blog/2017/1/31/why-videos-are-important-in-education
https://cft.vanderbilt.edu/guides-sub-pages/effective-educational-videos/
https://www.viewsonic.com/library/education/benefits-of-video-digital-classroom/https://www.covideo.com/using-video-in-education-benefits
https://corp.kaltura.com/blog/a-deeper-look-at-the-state-of-video-in-education/https://www.dacast.com/blog/complete-guide-flipped-classroom/

・NEETS製品の一覧と詳細はこちら

関連記事