韓国:公共放送局のMunhwa Broadcasting Corporation(MBC)が、ソウルのサンアムにあるデジタルメディアシティ(DMC)に、LaON TechnologyのGenieデジタルインターカム・システムを採用しました。

MBCは、DMCの管理センターとメディアセンターにある2つのスタジオ施設で、ワイヤレスベルトパック接続のアンテナの効率と容量を向上させるために、以前のアナログDECTベースのシステムに代わる新しいインターカム・ソリューションを探していました。放送局は、スタジオ内の他の機器との干渉や影響を受けないインターカム・ソリューションを探していました。

制作部門の技術マネージャーによる評価に続いて、MBCは、チャンネルが豊富で世界的にライセンスフリーな5GHz UNII帯域で動作する能力を評価してLaON TechnologyのGenieを選択しました。MBCは、2019年のFINA世界水泳選手権の期間中に、混雑した放送環境で45を超えるベルトパックでGenieを使用した経験があります。

韓国では5GHzで最大27のRFチャンネルが使用可能になっており、4~5チャンネルではWiFiの利用が許可されていないため、LaONはそれらの占有されていないチャンネル、または占有されているチャンネルに隣接しているRFチャンネルを選択し、各アンテナへ利用可能な最良のRFチャンネルを割り当てました。クライアントは、各アンテナに使用されているRFチャンネルを監視し、Genie Configuration Managerを用いて、オートスキャンまたはその他の占有されていない他の周波数チャンネルにセットアップを変更することができます。

アンテナとベルトパックを備えた合計4つのGenieシステムが設置されました。各スタジオのオーディオチームとPDチーム用に1台、照明チーム用に1台ずつ、各コントロールルームに2台のベースステーションを設置され、イーサネット経由で同期されています。1つのアンテナで、最大128のワイヤレスベルトパックを使用することができるため、LANケーブル1本だけで1つのアンテナあたりのベルトパック接続数大幅に増やすことができ、設置とメンテナンスのコストを削減することができました。MBCは、28個のワイヤレスベルトパック全てにLNH-20Dネックセットと、充電サイクル数が従来の約4倍に増加した新しい充電式バッテリーBAT50Rを選択しました。

LaOnによると、MBCはGenieが境界のないインターカムシステムとして提供する拡張性とその音質に特に感銘を受けているそうです。

※6月23日にWorshipAVLで公開された「MBC improves communications with Genie」より
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